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2008年 01月 29日 ( 1 )
Kenneth Anger
学校でケネス・アンガー>の映画を見る。
リストは、Fireworks, 1947, 14 min
     Puce Moment, 1949, 6 min
     Inauguration of the Pleasure Dome, 1954, 38 min
     Invocation of My Demon Brother,1969, 11 min
『Fireworks』はアンガーが17歳の時につくった白黒映画らしい。青年が夢の中で水兵さんにボコボコにされる。クリスマスツリーらしきものを暖炉にぶっ込む。水兵さんのあそこから花火が現れる。『Puce Moment』はある女性が数ある服から一着選ぶところから始まり、鏡の前で香水をつけ、4匹の犬を連れ、階段を下りて行く。ひとつひとつの動作がとてもゆっくりなのは面白い(映像の処理ではなく、女優さん自体がゆっくり演技)。残り2本は内容は違うんだけど、同じようなサイケデリック色の儀式コラージュ映像。『Invocation of My Demon Brother』の音楽はミック・ジャガー。
彼の映画の特徴は、特に始まりもなく、終わりもない。ミック・ジャガーの音楽は信号音のようなものをひたすらリピートしていくもので、途中でバーンとノイズが入ったり、映画がプツっと終わるところで突然終わる。まるで映像と音楽が平行しながら、干渉なく終わっていく感じ。これはまさにビデオクリップ(今で言うpvは音楽がまずありきだが)。映像は、特にストーリーはなく、キッチュでサイケな儀式が重なり合い、繰り返す。映像に起伏がない分(スピードはある)、音楽はゴシック風マグマ的オペラが爆走できる。王(らしき)と妃が杯をかわし、笑う。がいこつ仮面の後ろにまたがいこつ仮面。そこにキツネ仮面。ソフトクリームのようなカツラをかぶった王が微笑む。緑、赤、紫、黄色、炎が重なり合う。

去年ジュドポームであったPierre et Gilles>の世界観を思い出す。
by shinichitakeda | 2008-01-29 06:39