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2008年 02月 11日 ( 1 )
帆立
c0149767_1135329.jpgホタテ貝のことをフランス語でcoquille Saint-Jacquesという。コキーユは貝という意味。では、Saint-Jacquesはということだけど、日本語ではヤコブ(新約聖書でのキリストの使徒の一人>)という聖人で、フランス語でサン・ジャック、整地のあるスペインではSantiagoというらしい。Santiago de Compostela>という中世において重要だった聖地への巡礼の際に、ホタテ貝をマントや帽子につけるのがこの巡礼の証だった。聖ヤコブはガリラヤ湖の漁師だった、とあるし、シンボルとしてのホタテ。しかし、なんでホタテなんだろう?

うちの街にpalais de Jacques Coeurというところがある。Jacques Coeurというのは、15世紀のフランス、シャルル七世の財政を担うまでいった商人。僕の住んでいる商店街に彼の生家がある。その彼が建てた立派な宮殿のいたる所で見ることができるのが、ホタテとハートの紋章>。それは、彼の名前Jacquesがホタテで、Coeurが英語でいうところのハートだからである。

ウフィツィ美術館にあるボッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』。ヴィーナスがホタテの内部分に乗ってるようで、実は外殻というのがあるが、ここでは乗り物としてのホタテを見ることができる。

ホタテ(帆立)の語源は、一方の殻を船にし、もう一方を帆のように立てて走ると信じられていたことから付いた名である、とある>。水中ではなく水面を這うイメージ。浮遊感。
by shinichitakeda | 2008-02-11 11:50