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2008年 09月 16日 ( 1 )
ベティ
Betty Boopの白雪姫 (1933)>youtubeを繰り返しみる。フライシャー兄弟の作品はガリバーを見たことがあったけど、その時はそんなにぐっとこなかった。このベティちゃんはイマジネーションの飛ばし方がものすごい。音楽もいいし、声もいい。7分程度のものだけど、本当に細かい所までしかけがある。最初見た時は、口の動かし方がおもしろいなあと思った。口は顔の一部に留まってはいるけど、ひとつの生命体のように独立している。魔女やお化けは、口をとんがらさせて歌い、話す。最後にはラッパにまでなる。それが槍のようにつっつき、追い立てる。

口が威嚇をするとき、普通は音声を伴う(犬は牙をギらつかせて吠える)。それが視覚化される時、声を発する口が表現のまとになる。口は顔から飛び出し、とんがり、ラッパと化す。ラッパはクレッシェンドのかたち。確かに、”くち”と発音してみると分かるけど、”く”は口をとんがらせて音を出している。”ち”は口を横に開き、笑顔の音。顔の部位の中で、こんなに動く(前に出て、横にキッとなる)発音は”くち”に与えられた特権かもしれない。
by shinichitakeda | 2008-09-16 10:58