人気ブログランキング |
2008年 10月 22日 ( 1 )
批評
哲学者のAline Cailletのアート批評についてのコンフェランス。今自分のやってるプロジェクトに通じる話しでとても興味深かった。アートは経験であり、シチュエーションをつくり出すこと。参照アーティストとして、Sylvie Blocher, Matthieu Laurette, Ciamori Motti, Emmannuelle Leonard, Alain Declerq, Jean Kerbrat。"On gagne au change(交換で得る)"(1999)というJean Kerbratの作品がある。ギャラリーになんでもいいからモノを持って来てもらい、アーティスト自身がそれに手を加え、彫刻作品としてサインをする。それはギャラリーで展示され、その後、持ち主のもとに返される、というもの。要するに、アーティストやギャラリーにはモノとしての作品はいっさい残らない。そこには観客とアーティスト間の経験と交換があるのみ。
Alain Declerqの"Welcome Home, boss" (2001)は、セキュリティーばっちりの閑静な住宅街で行われる。夜、強力な照明で、その邸宅をガンガンに照らしつけ、写真を撮るというシリーズ。いくらもの凄い監視システムを持ってしても、その家自体は消すことはできない。”見る”という行為に対しては、セキュリティーは効かないということ。ある意味、その照明で家を安全に照らしてるとも言える。
by shinichitakeda | 2008-10-22 08:14